今回は、無線分野のグローバルな資格「WCET」について調べてみました。

私の中では無線通信系資格の最終目標として掲げています!

受験するのはまだまだ先ですので、ちょっと早すぎる気もしますが、どのような内容なのか明確にしておきたいと思います!これから実務を重ねるうえでも、少しでもイメージして取り組めたらいいなと考えています。

WCET | Wireless Communication Engineering Technology
公式 WCET試験概要

試験概要と受験資格


米国電気・電子学会(IEEE)のComSoc(Communications Society)が実施するWireless Communicationの高度な理論と実践に関する技術検定試験(英語)です。対象者としては、研究開発者、設計者、標準仕様策定関係、教育関係者などに最適です。米国を中心に、世界各国で実施され、世界に通用する高度な資格です。

下記に該当する者 大学(または相当レベル)卒業後3年以上の実務経験者(法人・学校・団体での証明書が必要となります)
MCPC検定モバイルシステム技術1級合格者、MCPC検定シニアモバイルシステムコンサルタント(SMC)合格者
第1級陸上無線技術士、第2級陸上無線技術士および第1級総合無線通信士【取得後3年経過者】
事前講習会受講者もしくは、オンライン講習会受講者

引用(http://www.mcpc-jp.org/kentei/wcet/)


まずとても興味を惹かれるのが、世界的に有名な標準化団体「IEEE」が実施する試験だということです。今後グローバルに活躍の場を広げたいと思ったとき、間違いなく役に立つ資格でしょう。

そして試験の出題形式が英語であるということもポイントですね。すでに受けられた方々によると、長文読解などはなく比較的簡単な英語表現だということです。

受験資格については、私の場合シニアモバイルシステムコンサルタントを先に目指すので、こちらを取得した後、挑戦したいと思います。

試験日程

年2回(春季と秋季)

受検料

MCPC会員/IEEE会員は45,000円
非会員は50,000円

公式テキストはこれです

WEBOK(WIRELESS ENGLISH BODY OF KNOWLEDGE)
出版: Wiley-IEEE Press

第2版では「316ページ」あり、読み応えのあるボリュームとなっていますね。

出題範囲

1.RF Engineering, Propagation, Antennas, and Signal Processing
RF技術、伝搬、アンテナ、信号処理
2.Wireless Access Technologies
無線アクセス技術
3.Network and Service Architecture
ネットワーク、サービスアーキテクチャ
4.Network Management and Security
ネットワークマネジメント、セキュリティ
5.Facilities Infrastructure
設備インフラストラクチャ
6.Agreements, Standards, Policies, and Regulations
契約、標準、方針、法律
7.Fundamental Knowledge
基礎知識

無線技術について幅広く網羅されているようです。第一級陸上特殊無線技士とモバイルシステム技術検定1級の知識をフルに使い望みたいと思います。

模擬試験問題あります

IEEEからオンライン模擬試験が提供されているそうです。 その他にも、事前講習会でも提供されるようですので、ぜひ活用していきたいと思います。(http://www.comsoc.org/training/training-calendar)

最後に

以上、WCETについてのお話でした。
内容が凝縮されている資格ですので、コツコツと学習習慣を身に付けたうえで臨まなければ・・と強く思いました!

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