LTEのネットワークアーキテクチャについて、
公式テキストにも掲載されていますが、

UEから基地局を介し、インターネットへ接続されるまでの繋がりをまとめてみました。
過去受験された方いわく、頻出される範囲のようです!

ここでは、「一連の流れ」・「各ノードの役割」・「CDMAシステムとの違い」を覚えてしまおう!

LTEのネットワーク構成

以下の3つで構成

・EPC:Evolved Packet Core Network
 →発展型パケットコアネットワーク

・E-UTRAN:Evolved UTRAN
 →発展型無線アクセスネットワーク

・UE:User Equipment
 →モバイル端末等

LTE_arc

EPCの構成

以下の4つで構成

・MME:Mobility Management Entity
 →UEの移動管理(通信回線の設定・解放、位置登録、ハンドオーバ)や認証処理などを行うノード

・S-GW:Serving Gateway
 →UEとの間で授受するIPパケットのルーティングの基点として、パケットの中継等を行うノード

・P-GW:Packet Data Network Gateway
 →UEのIPアドレス管理、外部の通信網とやり取りするIPパケットのフィルタリングなどを行うノード

・PCRF:Policy and Charging Rules Function
 →ユーザ回線の接続品質制御・管理や課金情報の管理などを行うノード

E-UTRANの構成

以下1つのみで構成

・eNodeB
 →E-UTRANにおける基地局のこと

eNodeBとEPC(MMEとS-GW)は、S1インタフェースで接続され、
eNodeB同士は、X2インタフェースで直接接続される。

※CDMAシステムとの違い
・CDMAは、RNCとNodeBの2層構造
・LTEは、eNodeBのみ
階層構造を減らし簡素化したことで、伝送遅延・接続遅延の低減を実現している
LTEでの音声通話は、IMSのVoIP機能を使用する。
VoIP機能が提供されない場合、3Gへ切り替えるCSFB機能を使用する。

*IMS:IP Multimedia Service
 →従来の電話網で提供されていた通信サービスをIP網で統合的に提供するために標準化された通信方式
*VoIP:Voice over IP
 →パケット伝送網において、音声通話情報をIP化して伝送する技術
*CSFB:Circuit Swiched Fallback
 →LTE非対応の状況では、音声呼の発着信時にLTEから3Gへ切り替える技術

以上、
移動体通信業界の業務において、この内容は知っておくべき基礎の基礎!
今回、改めて復習することで、あいまいになっていた各ノードの役割を、明確にすることができた^ω^

他にも、変調方式なんかもあやしいかも・・・。陸特を取得した際、みっちり学習したが、1年以上たつと忘れてしまうものなのかー

今後も、出題頻度の高い項目については、問題作成だけでなく、またまとめてみることにします!

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